• よくある質問
  • 交通のご案内
  • お問い合わせ
Menu

卒業生からのメッセージ Vol.1 
デザイナー
MESSAGES FROM OUR GRADUATES

菅公学生服株式会社 デザイナー
平野 令美子さん
(2004年 専攻科卒業)

平野令美子さん

制服をデザインすることで
子どもたちの住む街を彩る
ことができる

洋服を作るのが楽しくて楽しくて仕方がなかった!

物心ついた頃からかわいい洋服が好きで、小学生からファッション雑誌を読んでいました。初めて自分の洋服を作ってみたのは6年生のとき。文化祭の衣装は今思えばめちゃくちゃな仕上がりでしたがウキウキしたことはちゃんと覚えています。自分の好きな洋服を作りたい—そんな気持ちが芽生えた私は服飾科のある高校に入学。ますます楽しくなって卒業後の進路を田中千代ファッションカレッジに決めたのです。高校の担任の先生と学校選びについて話し合ったとき、「少人数制で丁寧な授業で、先生たちの面倒見のよい“田中千代”はどう」と薦められました。
田中千代に入学したあとは、膨大な課題とアルバイトとの掛け持ちで大変でした。プライベートでも頼りになる優しく温かい先生方に随分助けられたと思います。授業は楽しくて、デッサンをしたり、パターンを引いたり……卒業課題でドレスを製作したことなどは今でも鮮明に覚えています。チームで同じ素材を使用し個々のデザインしたドレスで賞を貰えたのがすごく嬉しかったです。

打ち合わせ風景

感性や直感だけでは相手を納得させられない仕事

夢のデザイナーとして就職したものの、入社直後から知識の乏しさを痛感。以前は「デザインは感性で勝負」などと夢を見ていたのですが、進んだのは学生服業界。顧客である学校の先生たちを相手にデザインをプレゼンテーションし納得してもらわなければなりません。色や柄などを論理的に提案しカタチにするというのは難しいものです。感性頼りだった私にとって「論理的な考え」など無縁のことだったのでミスを連発。上司に怒られ仕事を辞めたいと思ったこともあります。そんなとき、母校の田中千代を訪ねて先生に泣きながら悩みを聞いてもらったりもしました。おかげで11年目の今も仕事を続けていられるのです。

制服のデザインは街のカラーをも作り出す

今は仕事が楽しく充実しています。幅が広く飽きることがないからでしょう。好きな仕事はやはり新制服のデザイン作成です。千葉県で新設される中学校の新制服をデザインしたときのこと。制服の検討委員会を務めていらっしゃる保護者の方から「制服のデザインが決まったら、この新しい街を生徒たちが歩くのね。何百人という子供たちが同じ制服を着て歩いたら、まだ色のない街がその制服で染まるでしょう。あなたの仕事は街を彩り、デザインすることと同じなのよ。素晴らしい仕事ね」と声をかけてもらい本当に感動しました。改めて自分の仕事の重要性を知り、仕事に誇りを持てた出来事だったと思います。