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自己評価SELF-ASSESSMENT

平成27年度 学校関係者評価報告書

専門学校田中千代ファッションカレッジ学校関係者評価委員会は、「平成27年度専門学校田中千代ファッションカレッジ自己評価報告書」に基づき、学校関係者評価を実施しましたので、ここに報告いたします。

学校関係者評価委員会は、下記の関連業界等関係の役員、卒業生、教育関係者、保護者の代表6名をもって平成27年6月17日発足し、計4回の委員会を開催し、学園関係者・教職員の出席を得て、学校運営、教育活動等について提出資料に基づき評価を行いました。

学校関係者評価委員会 委員名簿

委員長 丸亀 敏邦 武蔵野美術学園 学園長
副委員長 笹岡   株式会社プランタン銀座 
代表取締役社長
委員 辻  庸介 株式会社辻洋装店 代表取締役
委員 松木   本学校 卒業生
委員 石塚 邦雄 日本百貨店協会 副会長
三越伊勢丹ホールディングス 
代表取締役会長
委員 池田 
由美子
本学校 生徒保護者
   

学校関係者評価委員会 意見・指摘事項

「学校関係者評価シート」に基づき、以下の項目について学校関係者評価委員(以下、委員)は田中千代学園関係者、教職員(以下、学校)から現状、今後の方策などにつき説明を受け、それに対し意見・指摘などを述べた。

1) 重点目標及び関連する計画について

現在、学校の最重点目標として取り組んでいるのが以下の①~③である。

① ファッションビジネス学科における特色のあるカリキュラム提案と授業内容を更新した。

この目標に対する取り組みの具体化として「インターネットビジネス」「ファッションビジネス演習」を設置するなどの取り組みを始めているという学校からの説明に対し、以下のような質疑応答があった。

<委員>  「インターネットビジネス」は実際にはネット販売をしているのか。
<学校>  ネット販売はやっていない。

② ファッションデザイン学科、同テクニカル学科の授業科目「服飾造形」の内容と指導の充実を図るため、充実した教科書作成を計画した。

この目標と計画について以下の質疑応答があった。

<委員>  「充実した教科書作成を目指す」とあるが今まで、なぜ教科書がなかったのか。
<学校>  田中千代先生以来の指導の伝統として、黒板への板書方式で指導してきたが、時代の変化に合わせ、教科書を作成し、全教員が専門知識・技術に対する共通認識を持って指導できるようにする。

③ 学内コミュニケーション強化策の導入

教員と生徒、生徒間のコミュニケ―ションが良好とは言えないという現状認識の元、学校で取組んでいる対策について、以下の質疑応答があった。

<委員>  「コミュニケーション力強化策の導入」とは何を目指すのか、何を指しているのか。
<学校>  コミュニケーション力強化策の導入(教員研修、レクリエーション)として、まず、教員研修(指導研修)を実施した。
27年度は、全教員がコミュニケーション力アップの研修を受講した。教員は少しずつ意識改革されてきているので、生徒に対しても効果が表れると期待している。
また、いくつかの行事を通して、学生同士、対教員とのコミュニケーションが取れるようになった。

2) 評価項目別取組状況と質疑応答、意見・指摘

評価基準1 教育理念・目的・育成人材像

学校としての現状に課題は、学則を始めとするすべての学校案内関連資料の表記内容を統一する方向で考えているとの説明に対し、以下のような意見・指摘があった。

<委員>  「ファッションカレッジ」としての特色を示す言葉として、現代風に言い換えた方が良い。
<委員>  どの分野においても「美しい花には健全な根がある」という言葉は通じるため、本校にとっての「健全な根」について、具体的に見える形で表現したほうが良い。
<委員>  スローガンである「教育目標」に沿った育成人材像を具体的に示すことが必要ではないか。
<委員>  本校のホームページトップに「あなたに向いている職業を診断します。」というコーナーがあるが、「自分でファッション界を選んでいる」ことを意識させることが必要である。

評価基準2 学校運営

学校運営に関し、総括と課題として以下のような説明があった。

・少子化
・義務教育、高等教育での家庭科授業の減少
・日本のモノづくり拠点としての空洞化
・ファッションビジネス系の学科への他領域専門学校の進出
といった課題の中で「特色ある学校の模索」をしていく必要があるとする学校からの説明に対し以下のような意見・指摘があった。

<委員>  生徒を増やすために何をするのかを書く必要がある。
<委員>  「何等かの特色ある学校を模索していく…」とあるが、スピード感が感じられない。
<委員>  簡単な言葉で「特色」を表現する必要がある。
<委員>  世の中は「プロ」を求めるが、2年間の学校ではプロは育てられない。学校では、「基礎」を大切にした指導をして欲しい。

また近年、精神面で問題がある生徒が増えてきた傾向があり、対応も重要になってきている。カウンセラーなど専門家も導入しているという学校の説明があり、以下のような意見があった。

<委員>  自分は「こうなりたい」というものを見つけてやる必要がある。
<学校>  精神面に問題を抱える生徒が増えている現状にどう対処するかに対し、これからも対策を考えていきたい。

評価基準3 教育活動

教育活動について総括と課題として、以下のような説明があった。

<学校>  服飾に関する諸資格に国家資格がない。
そのため教育目標を資格取得基準を明確にして訴求できない。
<学校>  毎年、授業構成、授業内容の見直しを実施している。
カリキュラム作成について業界や卒業生からの意見聴収が困難。
<学校>  今後の課題として、より広範に実施可能な授業改善の情報収集が必要と考えている。

以上の学校からの説明に対し以下の質疑応答、意見・指摘があった。

<委員>  授業評価はどんな形で実施したのか。評価のシステム構築が必要である。
<学校>  本校独自のアンケートを作り、非常勤講師を含めた、全教員を対象にした。
<委員>  生徒のニーズを探しているか。
<委員>  資格取得について広範囲に考えたほうがよい。

評価基準4 学業成果

学業成果に関し、総括と課題として以下のような説明があった。

<学校>  就職率は現状、65%~70%の間を推移している。
<学校>  就職者の内、ファッション・アパレル業界への就職率は例年、95%以上を維持している。
<学校>  技術職求人が激減している中、求人先の開拓と就職率向上が課題。
<学校>  キャリア教育を「ライフキャリアデザインの構築」という観点でカリキュラム化を検討している。
<学校>  資格取得を積極的に進めていきたい。

以上の学校からの説明に対し以下の意見があった。

<委員>  卒業生とコミュニケーション(会話)してみてはどうか。
<学校>  大企業への就職を希望すると、4年制大学の文系女子と競合します。面接官が個々のポテンシャルを質問することが多く、苦戦しています。教養系の授業が少ないことと年齢の差がでてしまうようです。
<学校>  技術職への就職は厳しい状況にあります。本校の専門性を活かしながらも幅広い企業選びをしてもらうよう工夫していますが、ミセス系、総合的アパレルへの就職を嫌い、ストリート系、カジュアル系、外資を好む傾向があります。
<学校>  本校の生徒は「自分が好きな店の販売員になりたい。」程度の動機で就職活動をしている者も多く、アルバイトからの採用でも良しとする者もいるため、ポテンシャルの下地教育が大切と考えています。
<学校>  キャリア教育は、1年生の終わりにインターンシップを必修としています。それまでの間、インターンシップに繋がるキャリア教育を15時間行っています。
<学校>  次年度から、ビジネスマナー授業を増やすこととしています。
<学校>  資格・免許については、アパレル業界では国家資格がないので各学科に業界独自の資格の取得目標を定め、カリキュラムで課しています。
<委員>  業界にとって、資格取得状況は面接時の判断材料としては低い位置にある。ファッション関連の「受賞」の方を優先する。
<委員>  業界は、「何をしてきたか」を重視する。それがボランティアであれインターンシップであれ社会的インパクトは強い。

評価基準5 学生支援

学生支援に関し、総括と課題として以下のような説明があった。

各種の支援制度を整えているが、必ずしも有効に運用されていない。その理由として生徒サイドに活用の意思が欠けている面もあるとの学校からの説明の後、以下のような学校からの補足説明と委員からの意見・指摘があった。

<学校>  本校生徒の保護者の経済状況は全般に良くないが、特待生入学(1年次前期授業料(30万円)免除)の志願者は減っています。
<学校>  カウンセラーを配置(月2日)しているが、生徒からはなかなか相談に来ないので、カウンセラーが昼休み等を利用して教室に出向き、生徒から声をかけやすいようにしています。
<委員>  カウンセリングの制度は、中々日本人には根付かないのではないか?
<委員>  生徒は自分からは相談にこない。半期に1度くらいは全員に面談する必要があるのでは?
<学校>  生徒が独自で判断してしまうので、保護者まで各種支援制度の情報が届いていない現状があります。保護者への周知を図りたい。
<委員>  子供は中々親に話さないので、就職支援、奨学金制度等については、保護者に対する説明の機会を工夫する必要があるのではないか。
<委員>  学校から直接親に通知する方法を考えて欲しい。例えばインターネットでの情報提供等。

評価基準6 教育環境

教育環境は平成18年の改築により、施設・設備面は充実しているが、10年の経年による修繕箇所も出てきている。優先順位を付け、修繕・補修などに取組んでいくとの説明後、以下のような学校からの補足説明、委員からの意見が出された。

<学校>  平成18年9月に新校舎が完成し、施設・設備面は充実しています。ただし、施設・設備両面で劣化が始まっており、改修費等がかさんでいます。
<委員>  施設面と渋谷という場所については、教育環境として申し分なし。

評価基準7 学生の募集と受け入れ

学生の募集と受け入れに関し、総括と課題として以下のような説明があった。

<学校>  本校の学生募集と入試制度に関する検討は教員会議の下におかれている「入試・広報ワーキング」で行われています。
<学校>  今年度になって資料請求数が極端に増えていますが、学校説明会への参加及び出願に繋がっていないことから、早急な分析と工夫が必要と考えています。
<学校>  また大多数の高校生は、進学の検索も「スマホ」で行っていることから本校のホームページもスマホ対応に切り替える準備をしています。

以上のような学校からの説明に対し、以下のような意見・指摘があった。

<委員>  入学案内書(冊子)については、いかに魅力的に作るかが課題だと思う。
<委員>  本校にとって「学校説明会」の充実は必要である。
<学校>  広報活動もコンテンツあってこそ、なので前回ご指摘のあった教育理念の内容と表示を具体化するなかで工夫し続けたいと思います。

評価基準8 財務

発展的に改組転換し、規模を縮小して支出を絞り込む施策について経過を説明された後、以下のような補足説明と意見が出された。

<学校>  平成22年に町田市にあった東京田中短期大学を廃止し、平成26年度末に売却しました。現在、学校経営は専門学校田中千代ファッションカレッジのみとなりました。入学者は定員の3割程度となっていますが、家賃収入で補っています。
<委員>  専門学校田中千代ファッションカレッジは過去の遺産に頼らず、そこから脱却しなければならない。どこかで飛躍しなければならない。

評価基準9 法令等の遵守

法令遵守について、生徒に対する年度初めのオリエンテーション時に法令及び諸規定の遵守について説明を行い、教職員に対しても会議などを通じて継続的に指導しているとの説明及び以下の補足説明があった。

<学校>  学校教育法、専修学校設置基準他関係法令等を遵守し、学校運営を行っています。今後の課題として、マイナンバーに関する内部規則を整備する必要があります。